Google Translate
デザインの視点から、国内外のお店や企業などのショッピングバッグ(紙袋やビニール製の袋)を集めたデザイン集『ショッピングバッグ・コレクション』。ショッピングバッグは、「いわばパッケージの新しい形態としての簡便さと機能性が、現代の社会に受け入れられた第一の理由であろうが、同時に、企業や店が顧客に対するサービス・ツールとして使用するという本来の使命から、持ち帰るときに楽しい気分になるような、美しくて、洗練されたものであることが要求される」(本文より)。また、“歩く宣伝媒体”という役割を果たすためにも、ショッピングバッグは「デザインが主役」となるとされ、本書には、日本全国から募集したもの、世界各国のデザイナーに呼びかけて収集したものなどが、ファッションから食品などの小売から、商業施設、一般企業まで450点ほど掲載されています。現在も馴染みのある普遍的なデザインから、時代を感じさせるものまでそのデザインは様々ですが、葛西薫、湯村輝彦、井上嗣也、松永真、田中一光、永井一正など、著名なデザイナーの名前が並び、資料性のある1冊です。