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20世紀のフランスを代表するアーティスト、イブ・クライン(1928-1962)。50年代後半からアーティストとして活躍し始め、わずか数年後、34歳という若さで夭折したクライン。その少ない期間の中で、センセーショナルな作品を発表しました。とりわけ有名なのは「インターナショナル・クライン・ ブルー」と名付けた青のみを用いた作品です。青一色で覆われた作品などが知られていますが、裸の女性モデルが青い顔料を塗り、その身体を直接紙に押し付けてペイントする「人体測定プリント」などもクラインの名前を現在に伝える作品のひとつです。本書は2004年に発行された作品集で、死後もなお多くの関心が寄せられるクラインの回顧的な内容となっており、100作以上の作品が掲載されています。初期の“ブルー”以外で描かれた単色作品「Monochrome」をはじめスポンジのレリーフや彫刻作品、金一色で埋め尽くされたモノゴールド、「人体測定プリント」、キャンバスを焼き付けるファイアー・ペインティングなどを収録。