沖縄カンカラ三線 平良孝七見た戦後沖縄20年の記録

平良 孝七 / Koshichi Taira

SOLD OUT

Publisher/三一書房

   Published/1982
Format/ソフトカバー   Pages/191   Size/250*260*15
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日本の写真家・平良孝七(1939−1994)の写真集『沖縄カンカラ三線』。比嘉康雄、平敷兼七らとともに沖縄の写真界の先駆として、大きな影響を与えてきた平良孝七。琉球新報写真部、琉球放送テレビ報道部を経て、1970年琉球政府(現沖縄県庁)広報課といった経歴からも分かるように、戦争の傷跡が色濃く残り、本土復帰や基地問題で揺れる戦後の沖縄をジャーナリスティックな視点で見つめてきた平良は、1970年に『沖縄』を出版、そして1976年には『パイヌカジ』を自費出版。『パイヌカジ』は宮古・八重山群島を5年間に渡り撮影したドキュメンタリーとして高く評価され、1977年に木村伊兵衛写真賞を受賞しています。本書は、1961年から1981年という本土復帰を挟んだ20年の沖縄の記録であり、写し出されているのは何気ない日常でありながら、戦争の記憶が随所に織り込まれています。後半は沖縄の政治的、文化的功労者のポートレートや市民による戦中・戦後の手記も掲載されています。深いシワを刻んだ老婆の姿に沖縄の苦難を重ねてしまうように、平良の写真は常に歴史を反芻させる力に満ちています。
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<Condition> ジャケット:少スレ・少ヨゴレ・縁少イタミ
本体:カバー少ヤケ・縁少イタミ、天・小口少シミ、地少ヨゴレ
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