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オランダを代表する写真家でフィルム・メーカーでもあるヨハン・ファン・デル・クーケンの作品集『after-image nabeeld』。1938年アムステルダムに生まれたクーケンは、科学者・教育者であった祖父が引退後、写真に夢中になる姿に影響されて、自身も10代の頃より写真を始めます。20歳を前にしてすでにアムス・パリ・ミラノで個展を開催するほどの才能で、エルスケンもその才能を認め、下宿させていたのは有名な話です。60年代からは、写真家からフィルム・メーカーへと転じたクーケンですが、本書はそんなアーティストの30年以上にもわたるキャリアを総括した作品集で、クーケン自身もエディトリアルに関わった貴重な一冊。前半は、自身が綴ったエッセイ『The art I love most』やシナリオ・テキストなどが収録され、中盤から後半は初期写真家時代の3部作の紹介や、フィルム・メーカー時代に撮影した写真や、映像のスチール等が掲載されているRetrospective的な作品集です。