Color

Sheila Metzner

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アメリアの女性写真家シーラ・メッツナー（1939-）の写真集『Color』。ニューヨークのブルックリンで生まれ、ヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、卒業後は広告代理店でアート・ディレクターに就任します。育児の傍ら、13年にも及ぶ期間写真を撮り続け、その中の一作が、1978年にMoMAから始まり、物議を呼んだ展覧会「Mirrors and Windows: American Photography since 1960」（ダイアン・アーバスやマーク・コーエン、エリオット・アーウィットら錚々たる顔ぶれが参加）にも出品され、彼女も注目を集めます。その後はファッションをはじめ広告などで活躍していきました。本書は、70年代後半から90年代初頭までの作品を収録しており、ファッションからヌード、スティル・ライフ、ランドスケープと多彩なモチーフが写し出されています。絵画や版画のような独特な質感や造形的な構図がメッツナーの特徴ですが、モノクロでもカラーでも通底するクラシカルでエレガントな雰囲気の中に高い美意識が感じられる一冊です。

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＜Condition＞ ジャケット：少スレ、本体：経年並み