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アメリカに生まれブラジルで活躍した写真家ジョージ・リアリー・ラブの写真集『Sao Paulo notes』。1937年ノースカロライナ生まれ、ニューヨークに渡り20歳より写真を始めたラブ。1966年に南米に旅に出て、1970年代初頭には後に妻となったブラジルを代表する女性写真家クラウディア・アンデュジャールと出会いコラボレーションを行うようになります。そして1978年には、20世紀の写真史にその名を刻む屈指の傑作『Amazonia』をアンデュジャールとのパートナーシップのもとに刊行します。同時に写真誌の編集や美術館におけるエキシビジョンの開催等にも尽力していたそうです。本書は、1966年から80年代初頭までにラブが撮影したサンパウロの図版で構成された一冊。原色・コントラストの強いラテン系の作風というよりは、アメリカ生まれで同時代に活躍したSaul LeiterやLouis Faurerとも通じるような、ひかえめながらもコンポジションやカラーリングに独自のセンスが光る作品群。Horacio Fernandez編集によるThe Latin American Photobookにも収録された作品集で大変希少な一冊。500部限定。