Chamber of Curiosities -From the Collection of The University of Tokyo
上田 義彦 / Yoshihiko Ueda
SOLD OUT
Publisher/赤々舎
Published/2006
Format/ハードカバー Pages/- Size/260*215*20
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企業のイメージ・ヴィジュアルを数多く手掛け、日本の広告写真の第一人者として知られる写真家・上田義彦(1957-)の写真集『Chamber of Curiosities』。本書は、東京大学総合研究博物館所蔵の剥製や骨格、液浸の標本コレクションを8×10の大型カメラで撮影し、研究における学術的な役割を終えてしまった資料に、オブジェクトとして光を当てています。黒い背景で写し出された動物の頭の骨、瓶の中で液に浸かった動物、古い人体模型……。「暗闇の中から浮かび上がらせることに徹しました。それらの骨を照らし出す光は適切でないといけない。過剰にあたり過ぎて乱反射し過ぎてはいけない。あくまでその表面にとどまり、彼らの姿を適切に、そして繊細に浮かび上がらせるのだと決意しておりました。それ以上でも、それ以下でもない、真実の彼らの姿を写真に写し込む」と上田は語っています。厚いボール紙を使った装丁は原研哉によるものです。