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本書は岡山のアマチュア写真クラブ「写友すっぽん」のメンバー4名(石原剛、神原龍身、小林士郎、谷美都志)によって刊行された「日生諸島」を舞台にした作品集。好きなカメラを通して身近な地域社会を見直そうとの思いで1970年に結成された当クラブは、1974年には岡山県備前市にある国宝「閑谷(しずたに)」を上梓しており、本書が2作目の作品集。日生諸島は岡山県の東南端に位置する大小14の島々からなり、美しい自然と人情に溢れた島。そんな日生の漁師や船大工の職人たちから、花嫁、かあちゃん、郵便屋さんなどのスナップ、そして季節各々の行事・お祭りなどをカメラに収めています。図版から地元を愛し、写真を愛する気持ちが溢れるほど伝わってきますが、本書を単なる記録にとどまらず「写真集」として一層魅力的なものにしているのは、当地を代表する写真家中村昭夫による装幀・レイアウトであります。