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日本を代表する写真家・深瀬昌久の写真集『ビバ!サスケ』。「家族」「洋子(妻)」そして「鴉」と並ぶ深瀬昌久の代表作であり、1979年に3冊発行となった「猫」シリーズのひとつが本書で、『キャットライフ』の別冊として発行されました。「猫がいない…… もの心つくころからずうっと、猫はいつも私の傍らにいた」というテキストから始まり、友人のカメラマン(高梨豊)から譲り受けた子猫が「サスケ」です。しかし、ほどなくして行方をくらましてしまうサスケ。近所に張り紙をし、駐車場で拾われた子猫。それは残念ながら違う猫でしたが譲り受け2代目のサスケに。本書には、日曜日の歩行者天国、山梨への帰省、動物園、海など、深瀬とともに過ごした2代目のサスケとの愛らしい日々がモノクロ写真で写し出されています。「ぼく自身猫と化し、子猫から成長するまでを共同生活者としてうつそうと思いたった。この本はその中間報告といったところである」(深瀬によるあとがきより)。初版は1978年、こちらは79年刊行第2刷。