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日本を代表する写真家高梨豊の写真集『東京人 / Tokyoites』。日本大学芸術学部卒業後、桑沢デザイン研究所に入り、大辻清司に師事。その後日本デザインセンターに就職し、広告写真で頭角を表し、売れっ子タレントのポートレート「オツカレサマ」で日本写真批評家協会新人賞を受賞、60年代後半からは、伝説の写真季刊誌『プロヴォーク』の創刊に参画、70年代以降は一貫して「都市」を主題として創作活動を行い、ポートレート、スナップ、ランドスケープ等の交錯を通じて、リアルな現実とその背後に潜む不可視で抽象的な現実を描写し続けた高梨豊。本書は、約20年に及ぶ東京をめぐる写真活動の中から選りすぐられた45図版で構成された一冊。「都市」を舞台にした人と人、人と自然、有機と無機、欲望や悲愴、現在と未来、、、無数の何かが多層的に結びつく写真家による都市論。菊地信義によるユニークなブックデザインが、東京を彷徨う不思議な感覚に読者を導いていきます。写真家サイン入り(Signed)。