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本書はアメリカのライター・コラムニストで、ラジオ「Addictions&Answers」でも活躍したビル・マンビルが「Village Voice」に寄稿していた作品で、ユニークな副題「The diary of a year Beyond Aspirin」の通り、グリニッジ・ヴィレッジを舞台に描かれた酒やドラッグを嗜む人々の「Saloon Society」を描写した一冊。テキストはさることながら、本書のデザインと収録写真が大変素晴らしい。デザインは、ファッション誌「Harper's BAZAAR」の全盛期を築いた伝説のアート・ディレクターであるアレクセイ・ブロドヴィッチ(Alexey Brodovitch)、そして写真はブロドヴィッチの弟子で、ヒロ若林(Hiro)らと同世代にあたり、同じくファッション誌をはじめ、著名人のポートレートや、奇才Truman Capoteのブックカバー写真でも名を馳せたDavid Attie。