満州の回想 / Memories of Manshu

淵上　白陽 / Hakuyo Fuchikami

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日本の写真家淵上白陽の編著による作品集「満州の回想 / Memories of Manshu」。戦前戦後に活躍した写真家にしてプロモーターでもあった淵上白陽。キャリア前半にあたる1910年代〜20年代にかけては、今や幻となった写真雑誌「白陽」や「フォトレビュー」誌の創刊、さらには「日本光画芸術協会」を設立し、所謂「近代芸術写真」の発展に努めます。そしてキャリア中盤は、淵上白陽の存在を決定的なものにした満州時代であります。28年には南満州鉄道の誘いに応じて渡満、満州国の宣伝のために創作されたグラフ誌「満州グラフ」の編集や「満州写真家協会」の設立、そして世界に「日本の満州」を伝える全米・ヨーロッパ横断のエキシビジョンの開催まで行いました。キャリア後期は、戦後の日本で文芸誌の創刊、晩年には本書「満州の回想」を上梓しました。卓越したセンスと叙情性に富んだストレート・フォトグラフィー、そして写真の編集とプロモーション力に長けた淵上晩年の作品集。「白陽会」会員で、淵上の薫陶を受けた麻田平草による恵雅堂出版からの一冊。1966年・改訂版。

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＜Condition＞ ケース：少ヤケ・少スレ・少キズ、帯少ヨゴレ
及び少イタミ、ジャケット：縁少ヨレ、本体：ページ余白少シミ