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アメリカの写真家チェイコ・レイドマンによる写真集『Foxy Lady(Acceptable)』。本書は、1980年に発行されたレイドマンの代表作で、雑誌『Vogue』が選んだカルトブックの一冊としても知られています。都会のビル群から荒涼とした砂漠を背景に、レオタードのようなタイトな衣装に身を包んだ女性たちが、絵画的でハイコントラストな色彩で写し出されています。そのスタイルは“ハイパーリアル・カラー”と評され、新たな視覚表現を確立したとされています。未来的でどこか退廃的な世界観を孕んだその鮮烈なヴィジュアルは、当時の写真家やアーティスト、ファッションなどにも強い影響を与えています。時代的なつながりで見ると、日本のイラストレーター山口はるみや永井博にも通じるようなグラフィカルな表現であり、80年代という時代のクリエイションを感じさせます。(図書館除籍本)