Visionary Cities -The Arcology of Paolo Soleri-

Paolo Soleri

Google Translate
イタリア生まれの建築家パオロ・ソレリ（1919-2013）。1947年にアメリカに渡り、フランク・ロイド・ライトのもとで建築を学ぶと、未来の都市計画を専門とし、アーキテクチャーとエコロジーを掛け合わせた「アーコロジー」（Arcology）を提唱。その思想を具現化するために、1970年にアリゾナ州の砂漠地帯に実験都市「アルコサンティ」を開発し、今なお（ソレリの死後も）その開発は継続しています。本書は、人口増加や環境破壊、文化の進歩など未来への鋭い洞察から、自然と建築の調和を目指す未来都市の新たなヴィジョンを提示したソレリのラディカルな美学や哲学を、グラフィカルに表現。著書でもあるDonald Wallによる実験的なエディトリアル・デザインは、その大胆なタイポグラフィに顕著ですが、50年代のコンクリート・ポエトリーや70年代のフルクサス、そして後に勃興する90年代のタイポグラフィなどが引き合いにだされるなど、視覚的にソレリの思考へと近づく1冊です。

＜Condition＞
ジャケット：縁少イタミ、本体：天・地・小口極薄シミ
折り返しページ少折れ跡、その他経年並み