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日本のフォト・ジャーナリストでジャズ評論家としても名高い杉田誠一の写真集『ジャズ幻視行 / The Jazz Mirage』。1969年より「ジャズ」誌を主宰、編集者を担い、国内外のアーティストに関する評論・ルポを執筆しつつも、ジャズ誌創刊と同じくして独学で写真を撮り始め、フォトグラファーとしてレコード・ジャケット撮影なども行なっていたという杉田誠一。本書は「ジャズ」の臨時増刊号として1974年に刊行されたもので、70年代諸島の訪米・訪欧取材時のテキスト・写真図版による記録集。ジャズ発祥の地と言われるニューオリンズを皮切りに、ニューヨーク、シカゴと続き、ニューポートのジャズ・フェスティバルへ。最後はヨーロッパに移りスイス・モントゥルー及びドイツ・メルスのフェスまで収録されています。アーティストのポートレートはもちろん、ジャズが醸し出す歴史や街の雰囲気をも写し出したスナップ、そして興味深いキャプションまで添えられたジャズ・ファン必見の一冊。