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日本の写真家そえじまみちおの写真集「極道たちの肖像 -やくざを写真する-」。1940年北京生まれ、都庁職員を経てフリーカメラマンとして活動を続けるそえじまみちお。歌舞伎町でのスナップ、そこから派生して「極道」の世界を描写し続けた稀有な写真家で、本書が80年代に刊行された代表作のひとつ。以下あとがきより「勝って監獄、負ければ地獄、どちらを向いても得はない。が、人間そんなことは百も承知で、覚悟を決めて挑戦しなければならない場面に遭遇することは決しく少なくない。私が取材した三十人の極道は、みんなそんなチャンスにぶつかった時に、自らの命を的にぶつけて勝ち残った人たちで、一代で億という富を得た。ファインダーを通して見る彼らのきわめてシンプルな生きざまには感動すら覚えたものである。止まった時が負け。彼らは死ぬまで走り続けるしかない苛酷な定めを負っている。それだけに彼らの口をついて出るひと言ひと言に、私は多くを学ぶことが出来たのだろう」。