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デンマークの写真家ヨアキム・エスキルドセンの写真集「American Realities」。ヘルシンキ芸術デザイン大学でフィンランドを代表する写真家で教授でもあるペンティ・サマラッティ(Pentti Sammallahti)に写真及びブックメーキングについて学び、以降はヨーロッパ各地に点在するロマ(Roma)・ジプシーを追い続ける旅を7年間続け、その記録を収録した写真集「The Roma Journeys」で鮮烈なデビューを飾り、数々のアワードを受賞して一気に時の人となったエスキルドセン。本書は、Time Magazine写真ディレクターの依頼で撮影されたアメリカの貧困層の実態に迫ったルポルタージュ。統計データに基づいて、貧困層が多く存在しているルイジアナ州のニューオリンズ、ジョージア州のアセンズ、ニューヨーク州のブロンクス地域などを訪れ、ランドスケープ、インテリア、ポートレートなど収録。そして、アメリカの裏側に迫った調査の結果としては「American Dreamなるものは存在しない。これこそがAmerican Realityだ」。