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イタリアの写真家ジュリア・ピレリとカルロ・オルシによる写真集「Milano」。カルロ・オルシは1941年生まれ、イタリアの前衛写真家で、ニューヨークのアートシーンを描写した屈指の傑作「New York : New Art Scene」で知られるウーゴ・ムラス(Ugo Mulas)のアシスタントを経て、60年代より活躍を続けるイタリア写真界の巨匠。Vogueなどのファッションを始め、Alias、Cassinaなどのファニチャー、Ducati、La Perlaなどのコマーシャル、その他アート、デザイン関係の写真で名を馳せ、90年代以降はコマーシャルの世界から次第に距離を置き始め、自身の創作活動に傾倒していったカルロ・オルシ。本書は1965年に刊行された写真史にその名を刻む名作で、ジュリア・ピレリとのコラボレーションでミラノを舞台に描写された作品集。シャープで力強さに溢れ、都市の持つエネルギーとドラマが凝縮されたイタリア写真のマスターピースと呼べる一冊。Parr & Badger Vol.Ⅰ掲載。