王国 / Domains

奈良原　一高 / Ikko Narahara

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日本の写真家奈良原一高の写真集『王国 / Domains』。「自然と人間」「社会機構対人間」という根源的な状況を「パーソナル・ドキュメント」として提示した「人間の土地(1956)」で衝撃的なデビューを果たし、以後一貫して「論理」「知性」「感性」とが見事に融合したスケールの大きな作品を発表し続けてきた奈良原一高。60年代〜70年代には東松照明、川田喜久治、細江英公らと共に「VIVO」を結成、またパリを中心としたヨーロッパ、ニューヨークを中心としたアメリカでの滞在を通じて『ヨーロッパ・静止した時間』(1967)『消滅した時間』(1975)を発表、さらには外国滞在からの帰国後に再認識した日本を写し出した『ジャパネスク』(1970)『王国』(1970)等戦後日本を代表する数々の名作を生み出した写真家です。本書は、2014年に東京国立近代美術館で行われたエキシビジョン「王国」を機に刊行された作品集。「修道院」「刑務所」という社会と隔絶され、極限状態に生きる人々の日常を描写したドキュメンタリー。1958年に発表され写真家奈良原一高の評価を確立した初期代表作90図版収録。

＜Related Artists＞ 奈良原　一高 / Ikko Narahara、東松　照明 / Shomei Tomatsu、細江　英公 / Eikoh Hosoe
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ