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本書は、東松照明らが中心となって調査・編集が行われた「日本写真史1840 - 1945」の続編となった一冊で、第二次大戦後以降の25年間の写真の歴史が記録された貴重な一冊。石元泰博や奈良原一高らによるVIVO、森山大道、中平卓馬らによるPROVOKEに代表される燦然と輝く戦後日本の写真ヒストリーが、900もの図版と200ページを超える専門家(重森弘淹、福島辰夫、吉村伸哉等)のテキストによって刻まれています。表紙を飾るのは、巨匠アンリ・カルティエ-ブレッソンにも絶賛された富山治夫の代表作。この時代に刊行された写真集の多くは、価格的にも入手が難しいものも多数ありますが、本書は、土門拳や長野重一らによる戦後のドキュメンタリー写真から始まり、60年代の北井一夫や浜口タカシらによる沖縄・闘争・抵抗関連、石元・奈良原・東松そして細江英公らによる前衛表現、篠山紀信や立木義浩らのコマーシャル、もちろんPROVOKE関連なども多数収録されており、当時代の空気感が存分に味わえる貴重な一冊。