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本書は、芸術関連・幻想文学の出版を行い、コアなファンから絶大なる支持を受けていたペヨトル工房の刊行誌「WAVE」の第30号で「1960〜70年代の写真特集」。現在でも国内外で人気を誇る戦後の日本写真。VIVO、PROVOKE、WORKSHOP、CAMPなどの伝説のグループが生まれ、「報道」であり「記録」であった写真が、「美術」「芸術」へと評価される礎を作った時代でもありました。本書では上述のグループのメンバーを中心に、合計20名の写真家が紹介されています。テキストのみならず主要図版が収録されているところが見どころ。さらに冒頭は、本書の企画を担った飯沢耕太郎と金子隆一という当時代の写真を物語る象徴的存在とも言える両評論家の対談、巻末には多木浩二、そして山岸章二の跡を継いだ西井一夫のテキストも収録。日本の写真が躍動したこの時代を、テキスト・図版両面で堪能できる貴重な一冊。