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チェコの写真家ミロスラフ・ハークの写真集「Miroslav Hak Fotografie z Let 1940-1958」。1911年プラハに生まれ、写真家であった父に指導を受けて、10代半ばより写真家としてプラハなどで働いていたハーク。30歳頃にはプラハのシアターで働きフィルム・映像を習得した後、戦前戦後には画家・彫刻家・詩人などで構成され、当地の芸術振興に多大なる貢献を果たしたとされるチェコの前衛芸術集団「Group42」のメンバーとなっています。本書は、1959年に刊行された写真集で62図版が収録されています。舞台写真、ヌード、ポートレート、ランドスケープ、スティルライフ、スナップ等で構成されており、光と影の描写、モノクロの陰陽表現、テクスチャーの繊細さ、造形美、さらには多重露光等を駆使したアバンギャルドなものまで、ハークの卓越したセンスと写真技術に魅了される作品の数々。同時代に活躍したチェコを代表する写真家ヨゼフ・スデクらの作品とも通ずる素晴らしい一冊。