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日本の写真家・羽永光利の写真集『舞踏 / The Butoh』。戦後60年代以降に活躍した前衛芸術フォトグラファー羽永光利。文化学院美術家在籍時に「グロテスクの内に美を発見するのだ」という教授の持論にヒントを得て、60年代初頭よりフリーランスとなり、現代美術、舞踏、アンダーグラウンド劇場、小劇場運動、イベント、儀式さらには大学闘争、公害告発等「日本の仕草」等を記録してきた写真家です。近年は膨大のアーカイブより選りすぐられた作品集「羽永光利1000」が発表され話題になりました。本書は、1983年に数々のサブカルチャー作品集を刊行してきた現代書館より発表された作品集。世界的に「舞踏」を「Butoh」の名で知られることとなった先駆けとも呼べる一冊で、土方巽、田中泯、麿赤児、笠井叡ら日本を代表する前衛芸術家のパフォーマンス・シーンが収録された稀有な作品集。激動の戦後日本の背後で営まれていたアーティストらのアバンギャルドな活動が記録された日本のカルチャーを象徴するような図版の数々。