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プラハの詩人と呼ばれたチェコの写真家ヨゼフ・スデクが1956年に刊行した写真集『Fotografie』。20世紀に刊行されたアート写真集の中でも屈指の傑作と評されている本書。写真史家として名高いAndrew Roth、Gerry Badger、Martin Parrらによる『The Book of 101 Books』『The Photobook : A History(Parr&Badger)』シリーズでも紹介されています。戦前戦後のチェコの原風景や街並み、光と影のコントラスト、木々や草花のテクスチャー、お手本のような食物の静物写真、鮮やかなパノラマなど、ストリート・ランドスケープ・スティルライフ・ポートレイト等232の図版がまるでひとつのストーリーのように構成されていて、スデクの世界観を存分に堪能出来る一冊。表紙のロゴデザイン、黒塗りのトップエッジなど黒に統一されたブックデザインやセピア調のプリントも秀逸。何気ない日常の中にも、モノの見方・捉え方によっては美しい世界はたくさんあることを教えてくれます。テキストはチェコ語。