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20世紀を代表するアメリカの女性写真家ダイアン・アーバスの写真集「Untitled」。人々が目を背けてきた俗にフリークスと言われる奇人、精神病者、性倒錯者、ヌーディスト等のポートレート作品で有名なアーバス。奈良原一高は、写真家としての新境地を切り開くべくアーバスのワークショップに参加し、講義の一部始終を録音、そのアーバスの実声を参考に刊行されたのが、現在まで再版が続けられるベストセラー「.diane arbus.」。アーバスの代表作品が収録された写真集ですが、本書はアーバス晩年に撮影された図版で構成された一冊。ニュージャージーの知能障害者のレジデンスで創作されたポートレートで構成されており、「長い間探し求めてついに行き着いた『境地』」とアーバス本人が手帳に綴っています。アーバスと親交の深いアートディレクター、マーヴィン・イズラエルのサポートのもと、娘でライターのドゥーン・アーバスが編集・テキストを担当しています。