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アメリカの写真家ジェフリー・ビドルの写真集「Alphabet City」。ビドルは70年代よりフリーの写真家としてNew York TimesやFortuneで活躍したフォトジャーナリスト。そして本書がビドルの1st写真集にして代表作で、ニューヨークのプエルトリカンを描写した作品集。黒人以下の最下層民と位置づけられ、長らく重たい差別を受け続けてきたプエルトリカン。「Alphabet City」とはローワー・イーストサイドとイースト・ヴィレッジの間に位置するエリアですが、当時はLower East Sideをスペイン語風にロウイーサイダ (Loisaida) と呼ばれており、プエルトリカンのイメージ払拭のために変えられた名称。白人から差別を受けながら、非合法のドラッグ入手のために訪れてくる白人たち。そんな過酷な生活を強いられた彼らの70年代と80年代の姿を、インタビューを交えて描写した貴重な記録集。