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20世紀を代表するアメリカのアーティストであるアンディ・ウォーホルの写真集『Andy Warhol Photography』。ポップアートの旗手であったウォーホルにとって欠かせないクリエイティブソースとなったカメラ。スケッチブックとして、ダイアリーとして、そして人々とのコミュニケーションの手段として常にカメラを身に持ち歩いて愛用し、これまでに収められた膨大なフィルム。時には自身を被写体として、時には誰かの写真をも引用して創作された作品を鑑みると、ウォーホル作品のコアは「写真」であり「写真を撮る行為」であったとも言えます。本書は1999年からアメリカ・ドイツで行われたエキシビジョンに際し刊行された作品集で「ウォーホルと写真」の関係を考察した意義深い一冊で約400ページにも及ぶ大著。自身が収めた写真から他の写真を引用して創作された作品群、さらにはスティーブン・ショア、リチャード・アヴェドン、ロバート・メイプルソープらによるウォーホルのポートレートが収録されています。