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日本の写真家の宮寺三朗写真集「沼声 -春夏秋冬-」。静岡在住で主に80年代〜90年代にかけて数々の作品を発表した知る人ぞ知るフォトグラファー宮寺三朗。大学・農学部出身で、畜産関係の研究所勤務を経て、自身の写真館を創設。これまでに刊行された写真集は多くはないものの、北井一夫が代表を務め、大崎紀夫が編集を担った「のら社」より、「路地(1979)」「いで湯の女(1983)」の2冊を発表。その実力は折り紙つきです。確かな技術と洞察力、地元への深い愛情をもって撮られた作品の数々は、リズム感に富み、奥深くそしてポエティック。1992年に刊行された写真集「Paris」でもそのセンスを堪能することができます。本書は1986年に刊行された作品集で、地元の開業医望月良夫が主宰した「沼津の文化を語る会」より刊行されていたタウン誌70号創刊を記念して出版されました。タウン誌の表紙写真を担当していた宮寺の発表作品がまとめられています。