沖縄730写真日記 -交通方法変更の記録-

比嘉　康助 / Kosuke Higa

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日本の写真家比嘉康助の写真集。1931年沖縄に生まれ、台湾・高雄の国民学校を卒業後、通信講座で写真を学び、主に70年代に刊行された沖縄の写真誌「フォト眞」の発行人として、沖縄写真の振興に多大なる貢献を果たした一人でもある比嘉康助。そして本書が、1979年に自費出版で刊行された唯一？の写真集で、本土復帰6年後に行われた通称「730・ナナサンマル」の一連を記録した貴重な一冊。日本政府が復帰事業の総仕上げとして、自動車の対面交通を右側通行から左側通行に変更した交通の一大革命。右側通行が世界の主流であった中で、本土並の体系に合わせることが将来的によいことなのか？この一連にかかる国民の不安やライトの交換等の費用負担、さらには道路整備等に対する税負担等はどれほどのものなのか？1972年の本土復帰以来、日本政府の見せかけ？のパフォーマンス的な？アクションの裏側にある地元民の複雑な心情を、730運動の写真を通じて語った写真家による強い抵抗精神を感じる作品集。

＜Related Artists＞ 吉岡　攻 / Koh Yoshioka、國吉　和夫 / Kazuo Kuniyoshi、嬉野　京子 / Kyoko Ureshino
＜Condition＞ 本体：表紙少スレ・少ヨゴレ・少シワ
天・地・小口少ヨゴレ、その他経年並み