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日本を代表するアートディレクター・井上嗣也(1947-)がディレクションを手がけ、写真家の新良太(1973-)、吉田多麻希(1967-)が撮影を担当したアートブック『The Circle Game』。井上は広告や音楽、ファッション、出版など幅広い分野で数々の名作ビジュアルを生み出し、日本のグラフィックデザイン界を牽引してきた存在です。本書では、その卓越したアートディレクションのもと、新と吉田による写真が有機的に結びつき、一冊の作品として構成されています。太陽と月、光と水をモチーフにしたモノクロームの写真が連続し、自然界に存在する循環や対比、時間の移ろいを静かに描き出します。明確な物語を語るのではなく、イメージの反復や呼応によって、ページをめくる行為そのものがリズムや時間を体感する体験へと変化していきます。タイトルの「THE CIRCLE GAME」が示すように、生命や自然、光と闇が織りなす円環を視覚化した一冊であり、写真集であると同時に、デザイン、写真、造本が一体となって成立する美しいアートブックです。