轍 / Wadachi The Work of Tetsu Kono

河野 徹 / Tetsu Kono

SOLD OUT

Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1977
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/-   Size/315*320*33
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日本の写真家・河野徹(1907–1984)の作品集『轍』。安井仲治や上田備山に学び、1930年代大阪の前衛写真集団・丹平写真倶楽部に参加したことから出発し、戦後はデモクラート美術家協会、さらに1953年に岩宮武二らとともにシュピーゲル写真家協会を創設した、関西モダニズム写真の流れを横断する作家です。安井仲治は新興写真運動を代表する存在として日本写真に構成的視線とモダニズムの思想をもたらし、シュピーゲルは戦前の前衛的写真表現と戦後の新しい写真意識を接続する場として重要な役割を担いました。河野はその系譜の中で、特別な出来事ではなく日常の風景の中に潜む違和感や異質な気配に目を向け、写真を現実の再現ではなく「見ることそのものの発見」として捉え続けます。本書は1930年から1974年まで約44年にわたる作品を収めた集成であり、長い時間の中で培われた視線の軌跡を辿る一冊です。個人史であると同時に、戦前から戦後へと連なる関西写真史の流れを静かに映し出しています。岩宮武二、棚橋紫水、堀内初太郎によるテキスト。極稀少本。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)
<Related Artists> シュピーゲル写真家協会
<Condition> ケース:少ヤケ・少シミ・少ヨゴレ、本体:余白少シミ
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