人間回復

滝川　恵清 / Yoshikiyo Takigawa

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日本の写真家・滝川恵清の写真集『人間回復』。1944年奈良県に生まれ、近畿大学を卒業後、専門学校で写真を学んだ後写真家・小川隆之に師事。1969年よりフリーとして活動を始めて以来、滝川はジャーナリズム的視点で数々のルポルタージュを発表。その最たるものが『十七年目の訪問―森永ヒ素ミルク中毒のこどもたち』と題し、1955年（昭和30年）の悲劇的な毒物混入事件以来、未だ苦しむ人々をカメラに収めた作品。また、老浮浪者を追った『ある自由人の優雅な生活』も有名であり、一般的には目を背けられてきた人々に焦点を当て、あたたかな眼差しと深い愛情をもって捉えた素晴らしいポートレートを数多く残しています。本書は森永と同年の1972年に私家版で刊行された作品集で、生まれ育った奈良県内の5つの障害者・福祉施設で収録された図版で構成された一冊。ハンディキャップを背負いながらも、自由に、素直に、一生懸命に生きる人々の姿にうたれた写真家によるヒューマン・ドキュメンタリー。

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東松　照明 / Shomei Tomatsu、Roger Ballen
＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヨゴレ・縁少カケ
及び少イタミ、本体：表紙少スレ・少ヨゴレ、天少ヨゴレ