月光写真 / Gekko Shashin

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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戦後日本を代表する写真家・荒木経惟の作品集『月光写真 / Gekko Shashin』。こちらは、2019年11月の発行で、現在における荒木経惟作品集の最新刊です。電通時代の1960年代後半に撮影された貴重な図版で構成されています。1964年に「さっちん」で第1回太陽賞を受賞、そして1971年に実質的なデビュー作とされる私家版の『センチメンタルな旅』が発表されるまでの数年間、荒木は電通社員でありながらも、会社のスタジオや各種設備を使用した「自作」によって、写真術を磨く日々を過ごしていました。その図版は、銀座の画材店「月光荘」で購入したスクラップブックに張り込まれ、荒木自身がレイアウトして一つの「作品集」としてまとめられていました。今回この一連が倉庫で見つかったことを機に、そのすべてが本作に複写され、天才アラーキーの「青の時代」として発表されることになりました。510ページにも及ぶ大著。

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＜Condition＞ 本体：経年並み