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スウェーデンの写真家クリステル・ストロムホルム、アンデルス・ペーターセン、ケネス・グスタフソンによる展覧会カタログ『Indicier』。1996年にストックホルムのKulturhusetで開催された展覧会に合わせて刊行された一冊で、スウェーデン写真における主観的ドキュメンタリーの系譜を示す重要な出版物です。ストロムホルムは『Place Blanche』などで知られ、社会の周縁に生きる人々を深い共感と緊張感をもって捉えた写真家であり、教育者としても後続世代に大きな影響を与えました。その流れを受け継ぐペーターセンは『Café Lehmitz』で、グスタフソンは都市や人間の孤独を見つめる作品で、それぞれ異なる距離から人間の気配に迫っています。タイトルの“Indicier”が示す痕跡や兆候のように、本書には高いコントラスト、粗い粒子、身体に近づく視線、都市に漂う孤独が重なり合います。三者を単に並列するのではなく、師弟関係や世代を越えて響き合う視線の連なりとして構成された、スウェーデン写真史を考えるうえで欠かせない一冊です。