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アメリカの写真家・映像作家リチャード・カーン(1954-)の作品集『Action』。1970年代末からニューヨークを拠点に活動するカーンは、1980年代のアンダーグラウンド映画運動「Cinema of Transgression」の中心人物として知られ、Nick ZeddやLydia Lunch、Sonic Youth周辺と交差しながら、暴力やセックス、ノイズを扱う過激な低予算映画を制作してきました。1990年代以降は写真表現へ軸足を移し、『Vice』や『Purple』などの雑誌でも活動しながら、ニューヨークの若者文化や親密な私的空間を独自の距離感で撮り続けています。本書は2000年代前半の代表作を大規模にまとめた一冊で、主に自身のアパートを舞台に、若い女性たちの日常や退屈、脱衣、喫煙、気怠さをスナップ的な感覚で連続的に収録。挑発的なイメージを含みながらも、そこにはポルノともファッション写真とも異なる、DIYカルチャーやNo Wave以降のニューヨーク・アンダーグラウンド特有の空気が色濃く漂っています。付属DVDにはThurston Mooreによる音楽を用いた映像作品も収録されています。