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ドイツの画家ゲルハルト・リヒター(1932–)の作品集『Atlas: of the Photographs Collages and Sketches』。リヒターは写真をもとにしたフォトペインティングや抽象絵画などを通して、写真と絵画の関係を問い続けてきた戦後ヨーロッパを代表する現代美術作家です。「Atlas」は1960年代初頭から継続されているリヒターの代表的プロジェクトで、写真や新聞・雑誌の切り抜き、スケッチ、個人的な写真など膨大なイメージをパネル状に整理したアーカイブ作品として知られています。もともとは絵画制作のための資料として集められたものですが、次第に独立した作品として発展し、作家の視覚的思考や制作過程を可視化する重要なプロジェクトとなりました。本書はその「Atlas」をまとめた初期の決定版的書籍であり、その後内容を大幅に増補した改訂版も刊行されています。また「Gerhard Richter Atlas」は日本でも2001年に川村記念美術館をはじめ広島市現代美術館や大分市美術館を巡回する展覧会が開催され、大きな話題を呼びました。