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戦後日本を代表する写真家のひとりである十文字美信(1947-)の作品集『わび / Wabi』。1970年代に頭角を現し、代表作『蘭の舟』(1981)や『KENTAUROS』(1984)で知られる十文字は、被写体の身体や精神性を独自のフレーミングで捉え、日本写真界に強い印象を残してきました。広告写真や3D映像作品など多領域にわたる活動を展開しながら、常に「見ること」の本質に向き合ってきた作家です。本書は5年にわたり「わび」という日本文化の核心に真正面から向き合った大作で、自然、利休時代の茶道具、現代社会の風景を三章構成で収録。千宗室、伊藤俊治の随筆とともに、177点のカラー写真が「わび」の多層的な姿を浮かび上がらせます。伝統と現代を架橋する十文字の視線が凝縮された一冊です。