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日本の写真家・下平竜矢(1980-)の作品集『星霜連関(Signed)』。下平は神奈川に生まれ、東京ビジュアルアーツ卒業後、TOTEM POLE PHOTO GALLERYの設立に参加し、土地に宿る時間や記憶の層を探る独自の視線で知られる作家です。本作は八戸へ移住した経験を起点に、祭礼や伝承、風景をめぐりながら、人と大地が長い年月を通して結び合う様相を丹念に追ったシリーズをまとめたものです。モノクロームの画面には、祭りの熱や静まり返った空気、名もなき風景の揺らぎが重層的に刻まれ、可視と不可視の境界に触れるような余白が漂います。被写体を説明的に捉えるのではなく、土地が抱える気配そのものに耳を澄ませるような構成となっており、写真が時間の連なりを静かに照らし出す一冊となっています。写真家サイン入り。