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日本の前衛芸術集団・具体美術協会(GUTAI)の展覧会『GUTAI Still Alive 2015 Vol.1』は、戦後日本美術を革新した彼らの精神を再検証する試みとして、軽井沢ニューアートミュージアムで開催された企画をもとに刊行された図録です。1950年代に吉原治良を中心に結成されたGUTAIは、物質と身体の関係を根底から問い直し、絵画や彫刻の枠を越えた表現で「生きている美術」を体現しました。本書には白髪一雄、田中敦子、前川強、向井修二ら17名の作品と記録が収められ、行為と素材の融合から生まれる生命的エネルギーを多角的に紹介しています。タイトルの“Still Alive”が示すように、解散後もなお続く創造の鼓動を今に伝え、個々の作家の現在の活動とともに、その理念の普遍性を浮かび上がらせる内容となっています。戦後日本美術の源流を再考する上で欠かせない一冊です。