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ドイツの写真家ダイアナ・ショイネマン(1977–)の作品集『Ambisexual』は、若さ・身体・欲望が交錯する2000年代初頭の空気を、鋭くも親密な視線でとらえた一冊です。ファッションとスナップの境界を曖昧にしながら、彼女自身の恋人や友人を被写体に、性愛と感情のあいだにある不確かな領域を探ります。タイトルが示すように、性的指向やジェンダーの二項対立を超えた“あいまいさ”がテーマの中心にあり、被写体は男でも女でもなく、ただ一つの生命のエネルギーとして写し出されています。フラッシュの光に包まれた夜の断片や、裸のまま向き合うまなざしには、無防備さと挑発が共存し、見る者の感覚を揺さぶります。欲望を表現しながらもそれに回収されない自由さが、初期のショイネマンらしい大胆な実験精神として全編に貫かれています。ZINEのような体裁の一冊。