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日本の写真家・荒木経惟(1940-)の作品集『色淫女』。荒木は「私写真」という概念を確立した存在として知られ、妻や友人、街の断片を題材に生と死、愛と欲望を同時に描き出してきました。親密な視線と奔放な創造力を併せ持つ作風は、国内外で賛否を呼びつつも常に写真表現の可能性を拡張してきました。本書は66歳の誕生日に合わせ刊行されたもので、9点の原像をもとに原寸大のトリミングを施し、計180点のイメージで構成されています。画面には女性の肌や衣服の質感が大きく引き延ばされ、身体の断片や布の皺が増殖するかのように迫ってきます。官能性と遊戯性が入り混じるその表現は、写真の物質性と欲望の力を同時に示し、荒木の成熟した視線を鮮やかに刻んだ一冊となっています。ナンバー入り。写真家サイン入り。