Chronicle

高松 求己 / Motoki Takamatsu

¥4,400(¥4,000 + tax)

Publisher/ふげん社

   Published/2021
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/215*285*35
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日本の写真家・高松求己(1948-)の作品集『Chronicle』。東海大学で光学工学を学び、プロラボ勤務を経て写真表現へと進んだ高松は、2010年代以降に普後均のワークショップに参加しながら独自のスタイルを確立してきました。彼の眼差しは都市の何気ない断片に注がれ、特にひとつの建物に向き合い続けることで、光や影、時間の流れが刻む変化を丹念に追いかけています。本書は2012年から2018年にかけて撮影された膨大なモノクロ作品から構成されており、日々の繰り返しのなかでわずかに異なる表情を重ね合わせることで、時の堆積が視覚的に立ち上がります。淡々とした観察の記録でありながら、その重なりはポエティックな余韻を帯び、都市の呼吸や記憶が写真の中に宿っていきます。高松の静謐で執拗な視線は、日常の風景を普遍的な物語へと変換し、写真が記録を超えて時間そのものを映し出す力を示す一冊となっています。普後によるテキスト。
<Related Artists> 普後 均 / Hitoshi Fugo
<Condition> 本体:カバー少ヨゴレ、天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ
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