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イタリアの写真家ルイジ・ギッリの作品集。ギッリが写真家として生涯貫いた精神「Think for images / イメージを通して考える」。音楽家ボブ・ディランに心酔し、写真家ウォーカー・エバンスを敬愛し、建築家アルド・ロッシや映画監督ヴィム・ヴェンダースをも魅了した生粋のアーティスト。ありふれた日常をユニークな視点で切り取り、鮮やかなカラーリング、卓越したコンポジションをもって捉えられた図版の数々は、私たちを想像の世界へと導きます。ギッリの評価は没後以降特に高まり、近年はロンドンの出版社MACKが精力的に取り上げていることで、世界的に高い注目を集めています。本書は、ギッリ没年に行われたエキシビジョン「Vista con camera -200 Fotografie in Emilia Romagna-」のキュレーターを担い、マリオ・ジャコメッリ等イタリアの著名なアーティストの論考でも評価の高いEnnery Taramelliによるエッセイ「Infinite world of Luigi Ghirri」。テキストはイタリア語。143図版収録。