淫冬 / Imtou　キンバク・エクスタシー 花とヤモリンスキー / Kimbaku Ecstasy Flowers And Jamorinsky

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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日本の写真家・荒木経惟の作品集『淫冬 / Imtou　キンバク・エクスタシー 花とヤモリンスキー』。「写真はメディアである」ならぬ「荒木はメディアになる」。そう言って刊行された雑誌が『写真時代』。80年代に名編集者・末井昭が、存在そのものがメディアである荒木を中心にした雑誌を作りたいと企画して、「写真論に収められない写真」「カメラ雑誌に取り上げられない写真」を汲み取って、荒木らによるエロチシズムとのコラボによって、毎号数十万冊を刊行していたという今では伝説の写真雑誌です。コンセプト、テーマ設定、コミカルな撮影、個性的な作品、ユニークなキャッチコピーやライティングなど、末井とのコラボによって、写真家の枠を超えたアーティスト・荒木経惟の才能が開眼した80年代でした。近年もそのパフォーマンスは衰えることがありませんが、こちらは、2016年にart space AMにて行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集。『SMスナイパー』に掲載された緊縛写真「キンバク・エクスタシー」と、花・スティルライフなどで構成された「花とヤモリンスキー」が収録されています。

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＜Condition＞ 本体：経年並み