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アメリカ・ニューヨーク出身の画家・写真家・映画監督であるウィリアム・クライン(1926-2022)の写真集『Imprint 2 Black and Light - Early Abstracts 1952』。ニューヨークで生まれ育ち、パリへと移住。そこでフェルナン・レジェのもとで絵画を学びますが、後に写真と映画に取り組みます。1956年に発行された『ニューヨーク』は、写真集史における名作として知られていますが、「ブレや荒い粒子、望遠レンズや広角レンズ、フラッシュライトの直射などのテクニックの採用と、作品に自らを色濃く反映させる手法により、伝統的な物の見方と訣別した、新しい視覚言語を呈示する画期的なものでした」。その後に発行した『ローマ』『モスクワ』『東京』といった写真集も今日まで大きな影響を与え、ファッション写真においても活躍しました。本書は、2015年に、ロンドンのHackelBury Fine Art Galleryで行われたエキシビジョン時に刊行された作品集で、1952年というまだクラインが20代半ばの頃に作成されたというアブストラクトなフォトグラムで構成された作品集。当時から写真による実験表現に挑んでいた巨匠の貴重なアーリーワーク。David Companyによるテキスト。1000部限定。