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『写真時代21』全4号は、80年代の伝説的写真誌『写真時代』の後継的存在として白夜書房より刊行され、編集は引き続き末井昭が担当しました。B4変型の大判誌面や高精細印刷による迫力あるビジュアルは踏襲しつつ、前身誌に比べてテキスト量を増やし、言葉と写真の関係をより深く探る構成へと進化しています。各号では森山大道、荒木経惟といった常連作家に加え、新しい世代の写真家やアーティストも登場し、ポートレート、ヌード、都市スナップ、コンセプチュアルフォトなど多彩な作品を展開。大胆なレイアウトと独創的なアートディレクションは健在ながら、批評やエッセイ、対談、作家自身の文章が誌面に大きく割かれ、作品背景や時代性を立体的に掘り下げています。写真の視覚的インパクトと同時に、言葉を通じた思索の広がりを提示することで、映像文化誌としての完成度を高めた本誌は、全4号という短命ながらも、80年代後半から90年代初頭の写真と言葉の交差点を示す貴重な記録として位置付けられます。