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アメリカのフォトジャーナリストであるマーサ・クーパーの作品集『Subway Art(1993)』。旅で訪れた日本で、刺青の写真を撮ったこともきっかけとなり、写真に夢中になったクーパーは、60年代に『National Geographic』にインターンで入り、70年代からはアメリカのタブロイド紙『New York Post (NY Post) 』でスタッフフォトグラファーとして働きます。その仕事の出退社時などに目にするようになった、ニューヨークの「アンダーグラウンドカルチャー」に魅せられた彼女は、その後ライフワークとして80年代のニューヨークのサブカルシーンをカメラに収めるようになり、以降はストリートの「グラフィティ・アート」を収める写真家として名を上げていきます。そして、こちらがHenry Chalfantとの共著で、84年に出版した作品集『Subway Art』の93年Reprint版。80年代のアメリカのアンダーグラウンドなグラフィティ・カルチャーが詰まった名著で、2016年には改訂新版も出版されています。