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イギリスの女性陶芸家ルゥーシー・リーの作品集。大御所バーナード・リーチ、互いに影響を与え合った唯一無二の親友ハンス・コパーらと並ぶイギリス陶芸界の巨匠。1902年オーストリア・ウィーンに生まれ、戦前よりイギリスに移住、凛としたフォルム、微妙でニュアンスに富んだマチエール、自然な効果を生み出した装飾等、女性らしい繊細さ、現代にも通じるミニマリズム的作風は、日本でも変わらず高い人気を誇っています。ルゥーシー・リーの作品は、1960年代より陶芸展等で日本でも紹介されておりましたが、リーの魅力を日本で伝えるべく尽力した人物はデザイナー三宅一生。80年代初頭に偶然本で目にしたリーの作品に惚れ込み、1989年には自身の企画・監修による〈ルゥーシー・リー展〉を開催していますが、本書は、その当時の展覧会図録の復刻版となります。リーの日本ではじめての展覧会はデザインを亀倉雄策、写真を石元泰博、会場構成を安藤忠雄が手がけており、本書ではウィーン時代からロンドン時代までの作品を収録しています。初版・第1刷。帯欠。