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日本の写真家・奥山淳志(1972-)の作品集『弁造 / Benzo(Signed)』。東京の出版社に勤めた後、岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始。東北の風土や文化、さらにはフォトドキュメンタリーを通してこれまでに伊奈信男賞、林忠彦賞と受賞歴多数の実力派。そして、こちらが2018年に私家版で刊行され、日本写真協会賞新人賞を受賞した傑作で、北海道の新十津川町で、自給自足の生活を送りながら、独自の審美眼で美しい庭を持ち、小さな丸太小屋で生涯画を描き続けた井上弁造という一人の男性を長年追い続けたドキュメンタリー。出版社時代に出会い、田舎町で暮らし、美しく暮らす。そして時にはアトリエで画も描くライフスタイルに憧れ、向き合い続けていくうちに、その人柄と懐の深さにどんどん惹かれ、最後は「生きることの意味」を考えさせてくれたという弁造さん。そして、自分が向き合っていたのではなく、弁造さんが自分を伴走してくれて、自分に付き合ってくれていたという事実を痛感させられる写真家。何とも奥深く素晴らしいドキュメンタリーです。300部限定。写真家サイン入り。