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20世紀を代表する写真家のひとりであるウィリアム・クラインの作品集『In and Out of Fashion 』。1952年刊行のアンリ・カルティエ-ブレッソンによる『The Decisive Moment / 決定的瞬間』が「写真のお手本」であるとすれば、クラインの『New York』は「写真の可能性」を見出だしたと言えるでしょう。大胆なフレーミング・アングル、極端なクローズアップ、粗い粒子にブレやボケ等当時ではタブーであった手法を用いて、さらには斬新な編集・デザインで表現されたそれは、写真の多面性を見出だし、写真が語りうる無限の可能性を切り開きました。その一連は『New York』を皮切りに『ローマ』『モスクワ』『東京』として写真集にもまとめられています。こちらはめずらしいクラインの「ファッション・コマーシャルワーク」に特化してまとめられた大判の作品集です。